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伊丹十三監督第8作
『静かな生活』の原作を紹介!

【連載】映像化された話題の一冊『静かな生活』

細かく描写された主人公の心情や物語の背景を楽しめるのは原作本ならでは。物語をより深く知りたい、自分のペースで読み進めたいあなたへ贈るとっておきの一冊。

ノーベル文学賞を受賞した作家・大江健三郎が描く人間の真実とは

女子大学生のマーちゃんは作家の父、母、弟のオーちゃん、障がいのある兄のイーヨーの5人で暮らしていた。ある日、父がカリフォルニアの大学に居住作家(ライター・イン・レジデンス)として招かれ、母も同行することに。そこからマーちゃんと兄、弟の3人の日常が始まった。そんな中、イーヨーはある性的事件に巻き込まれる。マーちゃんの機転でピンチを脱出し、心の平穏は取り戻されるが…。妹の視点で綴られた「家としての日記」の顛末に、穏やかで静かなユーモアが漂う、純文学連作小説。

実写映画を日本映画専門チャンネルで放送

少女と兄とのひと夏を瑞々しく描いた、伊丹十三監督第8作。兄のイーヨー役を渡部篤郎、妹のマーちゃん役を佐伯日菜子が演じる。本編後に渡部と佐伯のトークイベントの模様もお届け。

©伊丹プロダクション



静かな生活<4Kデジタルリマスター版><PG-12>

9月19日(金)後9.00~11.40

日本映画専門チャンネル

書名・著者・刊行・定価

静かな生活/大江健三郎/講談社文芸文庫/1,540円

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